【SV S1 最終374位】デカヌ“さん”な?

初めまして、今回はポケットモンスター スカーレット・バイオレットのランクマッチS1で最終374位となった構築を記録がてらに簡単に紹介したいと思います。構築記事書くの初めてなので不備などあるかと思います。なのでなにかあればツイッターまでお願いします。

https://twitter.com/haruka__poke

 

並びと最終順位、最高順位(たしか最終日12時ごろ)です。

目次

デカヌチャン@ふうせん

マリルリ@こだわりハチマキ

ソウブレイズ@あつぞこブーツ

カイリュー@ゴツゴツメット

トリトドン@オボンのみ

サザンドラ@たべのこし

基本選出

苦手なポケモン

デカヌチャン

テラスタイプ:みず

とくせい:かたやぶり

もちもの:ふうせん
わざ:イカサマ/でんじは/アンコール/ステルスロック
実数値(努力値): 191(244)-96(4)-98(4)-81-126(4)-160(252)

概要

 基本的に初手に出して起点作りをするための調整です、Hに振るのは当然としてSに振るかBDに振るか意見が分かれるところだと思いますが、コノヨザルやセグレイブの上を取れること、デカヌチャンと同様に起点作りをしてくるキラフロルの上を取ることを考えて素早さ振り、ミラーまで意識して最速としました。最終日いきなり増えたので最速が活きる場面は多かったです。被ダメ、与ダメである程度相手の型を読みたいので主なダメ計載せときます。テラスタイプは後述しますがほのおテラスのガブに勝つためにみずテラスです。もっともデカヌチャンにテラスを切るのは相当弱く、かつ飛行テラスカイリューを採用していた関係上、一度もテラスタルすることはありませんでした。

 

持ち物

 起点作りデカヌ“さん”を考えた時に環境に多かったHBガブリアスはじめん、ドラゴン打点しか持っていなかったので完封できるふうせんを持たせました。終盤には当初考えていたHBガブリアスはほとんどいませんでしたが、いろんなポケモンがじしんなどの地面技を持っているのでふうせんで正解だったと思います。技構成との相性も良かったです。

技構成

 ステルスロックきあいのタスキやマルチスケイル潰し、かつ定数ダメージでヘイラッシャやラウドボーンなどのてんねんポケモンへの貴重なダメージとなりました。

 でんじは:すばやさ操作技です。特性かたやぶりででんきタイプじめんタイプ以外みんなに打てるのが強かったです。しびれの行動不能はバグなのでアテにしてませんが、正直ヘイラッシャとサーフゴーキョジオーンだけは…

 アンコール:いろんなポケモンの上からアンコールを打つことでこちらに有利な展開を取れます。下から打つのは相手依存なので積極的には打ちません。

 イカサマ:はたきおとすとの選択です。はたきおとすが無難に強いと思います。自分の場合は初手のほのおテラス剣舞ガブリアスに”破壊”された経験からイカサマを採用しました。ほのおテラスガブは相手の上からの剣舞に合わせてイカサマを打ち、残りをマリルリのアクジェなどで削っていました。

 また他にも相手のラスト一匹のコノヨザルに対してビルドアップをアンコールしてもこちらの選出が物理ばかりだった場合詰んでしまいますが、イカサマは相手がビルドを積んでも積まなくとも与えるダメージは変化しないのでビルドアップのPP20を消費してしまう前に倒すことができます。

与ダメ

H252A0 へのイカサマ:49 ~ 58 (22.5 ~ 26.8%) 乱数4発 : 25.07%

AS252B4へのイカサマ:56 ~ 67 (30.7 ~ 36.7%) 乱数3発 : 60.71%

AS252B4@鉢巻へのイカサマ:85 ~ 100 (46.5 ~ 54.7%) 乱数2発 : 64.45%

 

被ダメ

A252アイアンヘッド57 ~ 68 (29.9 ~ 35.7%) 乱数3発 : 27.83%

A252@鉢巻のアイアンヘッド85 ~ 101 (44.6 ~ 52.9%) 乱数2発 : 22.26%

c252のシャド―ボール:67 ~ 81 (35.0 ~ 42.5%) 確定3発

c252のゴールドラッシュ:102 ~ 120 (53.5 ~ 62.9%) 確定2発

c252眼鏡のシャド―ボール:102 ~ 120 (53.5 ~ 62.9%) 確定2発

c252眼鏡のゴールドラッシュ:151 ~ 178 (79.1 ~ 93.2%) 確定2発

c252眼鏡テラスゴールドラッシュ:202 ~ 238 (105.8 ~ 124.7%) 確定1発

 

具体的な使い方
 対戦かじっている人にとっては当たり前のことですが、そんなに対戦詳しくない人が何かのきっかけでこの怪文書を見てくれた時のために書いてみます。自分が剣盾初期そんな感じだったので…

 基本的には自分より素早いポケモンに対しては素早さ操作からのアンコールで縛りつつのステルスロック、遅いポケモンに対してはステロかでんじはからのアンコールを狙っていました。はがね/フェアリーの優秀な耐性を生かして半減で技を受けてのアンコールも強かったです。

 ただステルスロックやでんじはを撒いて退場、みたいな使い方は弱いと思ったので相手の型を判別し、裏のポケモンを通すような使い方を心がけていました。対戦かじっている人にとっては当たり前のことですが例として初手の対ガブリアス対面で考えていたことといろんなダメージ計算を書いてみます。
ガブリアス
・初手は剣舞ほのおテラス警戒で必ずイカサマから入っていました。
・上からアイアンヘッドを打ってきた場合:こだわりアイテム持ちの可能性が高いと判断(ダメージで判別)
・がんせきふうじを打ってきた場合:こだわりアイテム持ちの可能性は低く次のターンはじしんか交代読みでステルスロックと判断
・下からステルロックを打たれた場合:アンコールで縛って安全に交換するか交代読みででんじはを打つ

みたいな感じです。

 

マリルリ

テラスタイプ:みず

とくせい:ちからもち

もちもの:こだわりハチマキ

わざ:アクアブレイク/じゃれつく/ばかぢから/アクアジェット

実数値(努力値): 207(252)-112(252)-101(4)-72-100-70

 

 デカヌ”さん”が呼びやすい、じめん、ほのおタイプのポケモンやテラスタルを高火力の先制技で縛るためにハチマキで採用。またテラスタルしたら受けられると思っているキョジオーンやヘイラッシャ、HBだから受けられると思っているサーフゴーに刺さりました。普通の型なので書くことがない…というのは建前でデカヌチャンに力入れすぎて疲れたのでこの程度にしときます。気が向いたら後でダメ計は追記したい。

 

ソウブレイズ

テラスタイプ:くさ

とくせい:もらいび

もちもの:あつぞこブーツ

わざ:むねんのつるぎ/インファイト/ちょうはつ/みちづれ

実数値(努力値):151(4)-194(252)-101(4)-72-120-137(252)

 

 これまたデカヌ”さん”が呼びやすい、ほのおタイプ対策として採用。テラスタイプはもらいびと合わせてほぼすべてのウルガモスに強い草テラスタルを採用。結局テラスタルカイリューに切る もちものをきあいのタスキ剣舞やかげうち、シャドークロ―も試したが嚙み合わず、終盤にステルスロックやどくびしを使うポケモンが増えたこともあり、あつぞこブーツを採用しました。これが終盤にたまに遭遇した受けループとも相性が良く、受けループ相手には意外と活躍した。ゴーストなのでしんそくが効かないのはエラいがノーマルテラスカイリューりゅうのまい持ちが多かったのでそんなに活きませんでした。たぶんSを削って耐久に回したほうが強かったです。

 

カイリュー

テラスタイプ:ひこう

とくせい:マルチスケイル

もちもの:ゴツゴツメット

わざ:テラバースト/りゅうのまい/はねやすめ/アンコール

実数値(努力値):191(196)-155(4)-161(252)-108-121(4)-107(52)

 

概要

 年末にHBドラテカイリューを使っていたら突如ランクマッチで飛行テラスアンコりゅうのまいカイリューにボコられたので即パクって採用した。記事も見たことがなく、細かい調整はわからなかったのでそこは自分で考えて使っていた。しかしツイッターで記事が出ていたらしく最終日にいきなり数を増やし、しかもそのカイリューが上記の調整よりSが早かったので、羽休めに合わせて後投げされ、上からアンコールで縛られ始めました。カイリュー入りには出来るだけ先にりゅうのまいを積むことを意識していた。天然無しの構築には2回舞えればほぼ勝ちでした。飛行テラスは羽休めしても飛行タイプが消えないので地割れで”破壊”されることがなかったのもエラかったです。ハサミギロチンは知りません。

調整意図

素早さ:S+2で最速ドラパルト抜き

余りを耐久に振り分け

 

トリトドン

テラスタイプ:ほのお

とくせい:よびみず

もちもの:オボンのみ

わざ:だいちのちから/れいとうビーム/あくび/じこさいせい

実数値(努力値):215(228)-92-132(252)-112-106(28)-59

 

概要

 SV発売当初トリトドンは今作からステルスロックを習得したことが話題となっていたが、デカヌチャンと合わせて使うことを想定していたのでステロは採用せず、2ウェポンで採用しました。デカヌチャンでステロを撒いた後にトリトドンを展開できると、あくびも当然強いし、あくび対策のサーフゴーやキョジオーン、ラム持ちに対して交換読みでだいちのちからやれいとうビームで大きく削るのも強かったです。ロトム系統や雨パに相手にも大活躍してくれました。

 

サザンドラ

テラスタイプ:はがね

とくせい:ふゆう

もちもの:たべのこし

わざ:あくのはどう/ラスターカノン/みがわり/わるだくみ

実数値(努力値):167-112-111(4)-177(252)-110-165(252)

 

概要

 ヘイラッシャやラウドボーン、キョジオーン、サーフゴーに強い枠として採用しました。みがわりを採用することで不意のフェアリーテラスや格闘技、変化技を警戒し、デカヌチャンの展開したステロやでんじはや飛行テラスゴツメアンコカイリューと合わせて削りを入れたりすることで安定して強かったです。鋼テラスもラスターカノンを高威力で打てるかつ飛行テラスカイリューにもある程度耐性があるので強かったです。

基本選出

基本はデカヌカイリュー@1でした。

雨パやロトムジバコイルが出てきそうならトリトドンの出番でした。トドンを抜くとみず、でんき技が一貫しやすくなってしまうので選出機会は多かったです。

相手のクッションポケモンを破壊したいときはハチマキマリルリの出番でした。モロバレルくらいしか受けられない火力をしてるので、相手が交代を強いられる有利対面を作れると強かったです。

受けループに選出することが多かったのはあつぞこソウブレイズでした。受けループのメインのダメージソースであるステロ、どくびし、物理受けのダメージソースのボディプレスに強く、特殊受けのラッキーハピナスからも打点がシャド―ボールくらいしかありません。ちょうはつを抜いてつるぎのまいを採用するのもいいと思いました。

キョジオーンヘイラッシャのような並びにはサザンドラが活躍しました。ヘイラッシャの相手だけを考えるなら眼鏡のほうが良いかもですが、数を減らしていた上に型も多様化していたので多くに対応できる身代わり食べ残しもちで採用しました。

 

 

苦手なポケモン

①ラウドボーン

宗教上の理由で、てんねんポケモンを採用できなかったのでフレアソングを積まれると3タテされるレベルで重かったです。フレアソング連打で飛行テラスカイリューも勝てませんでした。ウェポンがフレアソングのみならばもらいびソウブレイズで完封できるがそんな都合のよいことは無いのでみちづれに頼ってしまうこともありました。サザンドラを採用してからは多少マシにはなりました。

②サーフゴー

飛行テラスカイリューにあと投げや死に出しされてきつかったポケモン、毎回デカヌチャンで型を判別できるわけではないためトリックを警戒してりゅうのまい一積みの状態でテラバーストしたり、交代したりすることを強いられた。スカーフ、眼鏡、HBでんじはたたりめ型、みんな環境に存在していた。

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!